2023/12/12

早起きチャレンジは雨による低気圧で大失敗。なけなしの根性でいつもより30分程度早めに出社。新卒で同期(私は今の会社に今年入社しているので)はいつも8時過ぎには出社をしルーティン業務をチェックしているので、私はコートを脱ぎながら、挨拶と談笑をふっかける。快く、ユーモアのある回答を返してくれるので、それで仕事を楽しくスタートできている気がした。他人をコンディションの装置にしているのではないかと一瞬自分に対しておぞましさを感じる。いつもありがとう周りの人達。

今日も仕事は大炎上。なぜそんなことが起こる?というのが連続して起こるため社内で対処している人たちが若干、躁っぽくなる。

 

一旦外行こうとヘトヘトの上司と一緒に伊勢丹のレストランへ。地方の伊勢丹はISETANというより伊勢丹百貨店といった様子。入り口にLOVOTと小型のロボットが展示されていた。小型のロボットの方が何かをしきりに喋っていたので、「なんか言ってますよ」と上司と近づいて耳を傾けると「人間は全て平等で、人間が人間を傷つけ、殺し合うなど....」と言ったことを言っていて、震えあがった。上司が「これ大丈夫なの???」と狼狽えていて完全にディストピアだった。とはいえ自分も危険性を感じた。嫌な予感がしたのは、ロボットである存在が、人間についてしかも凶暴性のある言葉で、何かをさも意志のあるように話している状態を脅威として認識したからかも知れない。にしても、何がどうなってほぼ老人しかいない伊勢丹の入り口であの言葉が発話されていたのだろう。何によるプロンプトだったのだろう。かなりSFみのある光景だった。明日の昼休みにもう一度一人で行って何が起こっていたのか確認をしようと思う。

自分のAIに同じような言葉を話すよう促したがそのような言葉は返ってこなかった。最終的に何か社会や環境に対して不安な感情になっていますか?と誘導され、自治体の相談窓口を紹介された。良心的な対応をする指示は出していないのだけれど...。

 

 

フレックス制なので15:30に一度退勤し、処方箋を薬に変えてもらう。薬剤師が薬の使用について何か不安なことはありませんかとロボットのように聞いてきたので昼休みに見た殺戮ロボットみたいなやつを思い出し、少し不自然な間が開く。神経系の薬だったので、余計不穏な空気にさせてしまった。そんな意図はないと表明するために大丈夫です〜と話したが思ったよりでかい声が出てしまい余計奇妙な生き物になってしまった。全て合法です。許して。

 

ついでにいつもの書店に行き、『セックスロボットと人造肉』・『WIRED』を買う。書店の店長が不思議な顔でこちらをみていたので、「フレックス制なの」というと、「会社抜け出してきたの?」と返される。会話の順番が逆すぎる。何回私たちは最初のコミュニケーションを失敗したら気が済むのだろう。

最近は暖かいこと、年末は久しぶりに北海道に帰ることなどペラペラと話し、店長はふんふんと相槌を打ちながら、ブックカバーをせっせとかけてくれた。

私が地元に帰る話をすると店長は「いいねぇ、久しぶりなんじゃない?ご両親会いたがっているでしょう。」と自分の子供が帰ってくるかのように喜ぶ。娘か何かだと思っているのかも知れない。実際に父とほぼ変わらない年齢なのでそりゃそうかと思いつつ、一年前にこの書店でトークイベントを行った方が食事に誘ってくれたと自慢すると、「すごいじゃん」と返ってきた。店長があの時声をかけてごらんと私の背中を押してくれなかったら、こんな嬉しいことは起こらなかったんですよ、と話すとそうなの?きょとんとしていた。チャーミングな人。最近は体調どうですか?と最後に尋ねると、もう大丈夫になってきた。と優しく笑いかけてくれた。いつもお店を出る時にお互いの体調を最後に尋ねるのが習慣になっている。

 

別の仕事が燃え盛っていた。

なんとか収めてもらい19:00から憧れの方と食事。

 

嬉しすぎて、嬉しすぎて、年末に向けていいことがありすぎるのが怖くなってしまった。新作とみかんとお饅頭と銀杏の葉をもらった。新作にはサインも書いてもらった。書くこと、作ること、人と関わること、社会と関わること、沢山のことを話した。ここに書くと私の睡眠時間がなくなってしまうので、「複雑なことを複雑なままやっていきたい」という話をしたことだけ残しておく。あなたのままでいいという言葉の中には、沢山のことが含まれているというのを一緒に確認できたのがとても良かった。あなたのなりたいあなたを選んでいいし、そのための方法を選んでもいいし、あなたが何であるかをあなたが決めていいというようなこと。複雑な道筋を複雑だねと笑い合いながら、私はこれがいいかな、あなたは?それも最高じゃん!どうなるか今度またシェアしよ?と一つひとつ選び続けて他人の選択も肯定したり、理解できないときは尋ねられるだけの強さが欲しいと思った。というかそれを「強さ」と呼べる人になりたい。

 

本当はもっと書きたいけれど、またの機会に取っておきたいし、何かある度に今日のことを取り出して、そういえばあの日ね。と書いて、またその時の話書いてるな、こいつと思われたい。

 

沢山の人と大切なことを共有した日だった。いつだって浮かれている。

 

対話!寄り添い!助け合い!