いやはや

土日は、球場で野球を見ようと意気込んでいたのにPMDD(月経前不快気分障害)のため何もできずベッドの中で丸まっていた。PMDDが何かわからない人は文字にリンクつけているので病院のページ見てみてください。いわゆる生理前に鬱っぽくなるというやつです。PMSがメンタルになったらPMDDみたいな感じだと雑に認識してます。いずれにせよ生理周りの不調は大変に厄介。

 

 

例に倣ってパートナーにメソメソしてしまったり、本当に私のことが好きなのかとか、他の綺麗なお姉さんに誘われたらちゃんと断れるのかとかを彼は何もしていないのにちょっと怒り気味で聞いてしまった。本当にごめんなさい。よく嫌な顔ひとつしないでちゃんと聞いてくれたよなと思う。それが全ての答えですので、来月の私はこのようなことをしないようにしてほしい。そのほかこの周期で持病が顔を出してくるので妖怪大戦争のようになる。本体の私が一番化け物だというのに。

日曜のAMは地獄だった。土曜の晩に送ったメッセージに対して、既読後遅くとも数時間以内に返信が来ていたパートナーからの返信がなく、かなり不安になり狼狽えた。そういう状況に自分がなるのも嫌だし、過去の恋愛のバッドエンドのルートを何度もなぞって勝手に振られるシミュレーションなどをしていた。どうかしているにも程がある。どうしようもないので、なっちゃんの日記を読む。なっちゃんの日記があまりにも面白くてうつ伏せで読んでいたため、横隔膜がおかしくなりそれからしゃっくりが止まらなくなった。馬鹿で哀れ。なっちゃんが三島に帰ってくるとのことで、会う予定をちゃっかり決めてやや気持ちを持ち直す。(しゃっくりをしながら)持つべきものは友。

 

30分ばかし寝、日ハムのデーゲームがはじまり出したあたりでむくりと起きる。しゃっくりが止まっていることを確認し、素麺を茹でながら野球中継を見ていると万波がホームランを打ち、後続のマルティネスも打った。急にぽーんと打つじゃんと目を丸くしながら素麺を啜った。

 

そうこうしているうちにパートナーから返信があり、なんと彼は今日仕事だったことが判明した。確かに先月、この時期は日曜に仕事がイレギュラーであるというようなことを言っていたような。1ヶ月前の自分をぶん殴りたくなったが、しかし、しかしだ。1ヶ月前の自分からしたらぶん殴られるべき相手は間違いなく今日の私だ。いつだって今日の自分だけが全責任を負うことができるというのを私は愚かちゃんなので忘れる。よかった。あなたの分まで日ハム応援しておくねと返信すると、助かる。と返ってきた。念の為書いておくが、彼はプロ野球を始めありとあらゆるスポーツに関心がまるでない。互いの存在を確認するためだけのコミュニケーションの一例。


気を取り直しかなりご機嫌で、再び野球。さいこうきに続きまさか今日も完投完封が観れるとは思わず、大感動だった。ピッチャーのためにDH含む野手らが全力で点を取りに行き、意地でも対戦相手にホームベースを踏ませないと全力で守備に取り組むというのが日ハムのスタイルだと(そういう野球の仕方をしていた時代にファンになったので)思っている。全員野球をスローガンに掲げていた時期も長いため、ヒーローインタビューの際に〇〇(投手の名前)さんのために一点でも多く取りたくてなんて言葉が聞けると本当にこのチームのファンでよかったなぁと思う。

 

精神的なものは回復したが、まだ体力的には無理だったので、少し休む。パートナーの日曜勤務の労りと、こちらの土日の蛮行に対する謝罪の意を込めてミスドのeギフトを贈った。一番が2人に増えたことが嬉しい。ささやかな贈り物というのはどんどんすべきだ。自分も労わる必要があるなと思い、AYURAのバスソルトとhibiのイランイランを、気になっていた漫画2冊も買いちゃっかり自分にもミスドを買う。

 

漫画を滅多に買わないので、そもそも書店の漫画コーナーの見方も知らないことに驚愕した。ずっと前から気になっていた『うみべのストーブ』と『いやはや熱海くん』を探す。1冊目は簡単に見つかったが、熱海くんがどこにも見当たらず、何がいやはやだ。と本棚を端から端まで睨むように探していたが全く見つからず書店員さんに助けてもらい訳のわからない場所、おそらくそれは正しい場所なのだろうけれども、とにかく熱海くんは発見された。熱海くんに関しては、パートナーにビジュアルと性格がそっくりだからという、本人からしたらなかなかに気色の悪い理由で選ばれている。が、私のパートナーは並大抵の人間ではないので、本当だ、僕に似ている。僕じゃん。と相変わらずの不思議な回答をしていた。

 

浴槽に入りながら、スマホを見ると、パートナーからアトリエに飾っている桜が咲いてきていると写真が送られてきていた。こういう話をつぶさに私に向けてくれる人だということや、私はそれに値する人間であるということや、小さな会話が何度も繰り返されている関係性自体にも心が動いて、むせるように勢いよくわんわんと泣いてしまった。嗚咽するくらい涙が止まらなくなってしまい、彼氏になってくれてありがとうというようなことを返信した。パートナーにとっては意味不明すぎる返信だったと思う。上記のことをかいつまんで説明したが、へぇ〜とだけ返ってきた。私は大きい愛情を突然向けることが多く、彼はどう思っているのかわからないが、毎回そこに対しては何も返信はない。関心がないのではなく、ただ受け止めているだけなのだなと最近わかってきた。へぇ〜かよかったね。しか返ってこない。

 

理由を一度聞いたことがあるが、それに対して、僕が、どういたしましてと返してしまうと君との関係性に上下ができてしまうでしょう。かといって君が僕に対する愛情の発生は僕のそれとは違うから同意することもできない。でも、いいことだから、よかったね。って言う。と話していた。

 

そう言うところがとても素敵だと思う。だって私たちがパートナーシップを築き上げていることは良いことだから。たくさんお互いの暮らしによかったねと言い合える関係性でいたい。

 

明日からまた仕事で心が弱っているけれど頑張っていきたい。