2023/12/10

今日は何もしない日だった。

 

朝早くに起き、日曜礼拝に参加するため身支度。教会に行く時にふさわしい容姿とはなんなのか少し考えたためいつもより時間がかかった。カトリックならば少し華美でも良いのかもしれないが、プロテスタントの教会だったため、リネンと綿が選ばれた。休日は黒いアイシャドウに赤い口紅をしているが上記の理由によりそれもとりあえずやめ。教会へ行くとノースフェイスの蛍光イエローのジャケットを着ている老人と出くわし、そうか。と思った。

久我山の教会では何かの団体に入ることを促されたが、こちらの教会はそうではなかった。隣の席に座っていた人に何故ここに来たのかを聞かれたので、都内の教会に一度行き興味を持ったと素直に答える。気付くと自分の周りに人が集まっており、彼らは喜んでいるようだった。さまざまなことを聞かれたため、こちらからもいつからなんのきっかけでここに来ているのかと聞きたかったが、なんだかこの状況でそれを聞き返すと当てつけのようになってしまう気がして、大人しくしてしまった。

 

帰宅し調べ物。

ここ最近は菜食のことばかりが気になる。昨日5日ぶりに飲酒を試みたがあまり美味しいと思わず、菜食に合う酒はあるのか(家で作ることができるもの)あるいは酒に合う菜食料理はあるのかと考えていた。ともあれ、酒は健康の観点から言うとおそらく飲まないに越したことがないので、今は静観の段階。教材としてサブスクサービスの映像作品を見ようとネットフリックスでベジタリアンヴィーガンという言葉を検索窓に入れ探す。いくつか既にチェックしていた作品が上位検索で上がった。「バッド・ヴィーガン」を見るも、序盤から主題が菜食でないことに気付く。エピソード4までだったので少し辛抱しながら見るも、最後まで菜食のことについての知識を得られる瞬間はこなかった。しかし、制作側の菜食に対する立場というか、この人たちはあまりその文化を良くは思っていないのだろうなということと、あくまで自分達の作品としてセンセーショナルさを提供してくれるものとして菜食を扱っているのだろうなということが透けて見えた。どの国でも一つのコンテンツ・経済システムの一部となっていることが感じられ良かった。
視聴後監督の名を見るとクリススミスの名前があったため納得した。事実をドラマティックに演出することを好む傾向があるタイプの監督なので、おそらくこのドキュメンタリー自体もそれなりに脚色がされているのだろうなというところ。案の定、日本のメディアでも同じような部分を指摘しているレビューがあったため、そちらも一通り目を通す。

realsound.jp

 

自分も含め肉食をする人間にとってベジタリアンおよびヴィーガンは、自分達の平穏に対して物申す人々、いちゃもんをつけてくる厄介な人々として扱われることが往々にしてあり、現に対立も生まれている。根源的な感情の対立はおそらく、自らの土地を脅かそうとしてくる存在として互いに認識をしてしまっているからなのではないかと思う。

 

自分も、菜食に取り組んでいる際に誰に言われたわけでもないのに、言い訳がましく、「これは実験だから」と繰り返し言ってしまう。

この後ろめたさの矢印は一体どこからやってきてどこに向かうのだろう。